日本初セラピューティック・ライフストーリーワークの国際資格の研修が終わりました!
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- 8月24日
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更新日:8月30日

ラップアラウンドと並び、ALLOUNDの目指すネオソーシャルワークの核となる子どものトラウマへのアプローチ——「セラピューティック・ライフストーリー・ワーク(TLSW)」の国際資格取得プロフェッショナルサーティフィケートコースの研修を、大阪と東京で開催しました。 セラピューティック・ライフストーリーワーク インターナショナル(TLSWi) は、創始者リチャード・ローズ博士が率いる国際組織であり、世界中の実践者育成と資格認定を行う中核機関です。
私たち、セラピューティック・ライフストーリー ジャパン(TLSWj) は、TLSWiから、日本におけるセラピューティック・ライフストーリーワークの実践者育成と普及を委託された国内唯一の機関で(TLSWj代表: 徳永祥子)TLSWjの運営は、一般社団法人 ALLOUNDが担っています。
創始者であるリチャード・ローズ博士による長時間にわたる熱意ある研修のもと、日本で初
めてとなる38人のセラピューティック・ライフストーリーワーカーが、第1期生として誕生しました。
TLSWの大きな特徴は、ラップアラウンドと同じく「For から With」への転換にあります。
これまでの支援は「子どものためにしてあげる(for)」という形にとどまりがちでしたが、TLSWは「子どもと一緒にストーリーを紡ぐ(with)」ことを大切にします。子ども自身が自分の体験を語り、それを安全に受けとめてもらうことで、初めて“自分のストーリーを持つ力”につながります。この「with」の姿勢こそが、子どものトラウマに寄り添い、未来への回復力を育むTLSWの核心です。
TLSWは、子どもが自分の過去と現在をつなぎ、未来へと進む力を育むための支援手法です。虐待や喪失、分離といった困難な体験を抱える子どもにとって、「自分のストーリーを安全に語り、理解されること」は、安心や自己肯定感の回復に欠かせません。今回の研修で誕生した38名のワーカーは、それぞれの現場で子どもや家族に寄り添い、このアプローチを広げていく大きな担い手となります。
私たちALLOUNDは、ラップアラウンドとTLSWの両輪を通じて、子どもたちに切れ目のない支援と“希望格差”を埋める未来を届けることを目指しています。今回の1期生の誕生は、日本におけるネオソーシャルワークの新しい一歩。ここから広がる実践を楽しみにしています。


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